勝負の土俵が変わっても、勝負に大切なものは変わらない

 格闘技の試合が世界から姿を消すっていうのは、あながち信じられない話じゃないので心配です。
 こんばんは、積希です。

 日記3回目。同日にもう一回書くのはどうなのよって思うのですが、書けるときに書かないとまた書かなくなりそうなので書きます。
 っていうのと、もう一つがやっぱり感想は熱量が残っている間に書くべき。

 そんなわけで今回は映画「リアル・スティール」です。

 ちなみにここにはAmazonのリンクはってますが、積希さんはPSStoreで観ました。
 高画質なら600円、少し画質落ちて400円だったはず。
 いちいちレンタルDVD屋いかなくていいなんて、いい時代になったもんです。

 内容は、そう遠くない未来、派手なロボット同士の格闘技により、人間の格闘技(作中では主にボクシング)が廃れてしまった時代。元プロボクサーのチャーリーが、中古のロボットをつかってロボットボクシングを続けていた。そんなある日、昔別れた妻が亡くなり、残された息子のマックスの養育権について裁判所に呼び出される。
 妻の姉夫妻とマックスの養育権について話し合うことになり、いろいろありチャーリーは養育権を譲渡する条件に10万ドルをよこせという。姉夫婦は旅行に行ってる間3ヶ月間マックスを預かってもらうのも条件に組込んだ。
 マックスは自分が10万ドルでやり取りされたと知り、チャーリーとマックスの共同生活は険悪な中スタートする。
 その後、ロボットボクシングを続けるもボロ負けしてロボット失い、次の試合のためにチャーリーとマックスはゴミ捨て場で拾った「ATOM」と名付けたロボットと運命的な出会いを果たす。最初はちぐはぐな二人だが、ロボットボクシングを通じてお互いにきずなを深めていき〜……

 というのがわりと長くなりましたが本作の内容。
 とにかく最初、あまりのチャーリーのクズさにびっくりするし、序盤に出てくるロボットショー・賭け試合なんかあまりにもバイオレンスすぎて引く。
 しかしそこは世界観の説明という部分で捉えて耐えれば、あとはチャーリーとマックスの親子のぎこちないながらもやり取りしていく様を楽しんでいけるのかなと。

 個人的には人間の格闘技が廃れていくという部分に焦点があたっているのが時代を先どっているなぁとおもった。
 時代が2020年なのでそう遠くない未来で、台頭するのがロボットになることはないと思いますが、人間の格闘技は廃れるだろうなぁと思います。
 というのも現在、格闘技人口はどこも総じて減少傾向にありますし、先日はK-1運営会社が破産したぐらいですから。
 積希としては日本国内に限っての話をすれば、ロボット格闘技の台頭はないと思いますが、代わりに格闘ゲームがその位置に収まるのかなと。
 実際の格闘技はどうしてもある程度の実力に収まるには時間・お金がかかりますし、試合となると場所・相手の問題がでてくる。その点、格闘ゲームはゲームを買い揃えるお金があれば始められ、継続も容易、さらに現在はインフラも整っているので、場所・相手については問題がない。
 さらにいうとファンを増やすという点でも格闘技はなかなか難しい。試合を観戦しようとおもうとチケットをとり、さらに試合上に行かなければいけない。その点、格闘ゲームの試合は入場無料・ネット配信ありだったりするので「ちょっとみてみよう」ができる。
 まぁ諸々列挙しましたが、そう遠くない未来、格闘技自体がなくなることはないと思いますが、一部のマイナーな趣味に落ち着いてしまい、かわりが台頭するのかなぁとおもいます。

 後半部分が長くなりましたが、映画の出来としてはロボットの動きがちょっと軽かったり、少々気になる点はありますが、やはり試合の臨場感がよく伝わってくるので、親子劇としてもアクション映画としてもぼちぼち楽しめるかなと思います。

 積希さんは、現実に格闘技頑張っている方を応援します。

 今回のBGM

ガドガード サントラ

ガドガード サントラ

 ロボモノとしてデザインも含めて好き。

 おもえばロボティクス・ノーツは格ゲーオタの話ですね。これも楽しみです。